1. 日本版ラビットシャツトダウンとは ?
    日本は、地震や台風(水害を含む)などの災害大国であり、太陽光発電設備の直流部分の破断に
    よるスパーク火災や感電の危険性が指摘されています。日本版ラビットシャツトダウンは、
    即時遮断技術により、スパーク火災や感電の危険を最小限にし、災害対応を迅速におこなう
    技術です。
    また、米国においてラビットシャツトダウンは、2019年より屋根上太陽光において義務化
    されています。(米国防火協会 NEC2017)
  2. MLPE製品の必要性について
    脱炭素化による再生可能エネルギーの急速な普及が求められています。その中で安全性の高い
    分散エネルギーとしての太陽光は発電は、非常に重要と考えられます。
    また、エネルギー価格の上昇により自家消費のニーズも高くなっており、屋根上太陽光発電や
    アグリソーラなど人の立ち入る場所での太陽光発電設備の構築が急拡大しています。
    現行のストリング方式の太陽光発電設備は、直流部分の遮断ができない構造であり、スパーク
    火災及び感電の危険性が指摘されています。
    MLPE製品は、即時遮断技術が搭載されており、スパーク火災及び感電のリスクを大幅に防ぐ
    ことができる製品です。
    また、影(雪、汚れなどを含む)や経年劣化による影響を最小限にし、発電効率を高めたり、
    パネル毎の発電量の見える化や故障を発見できる機能を有しています。
  3. 安全標識の必要性について
    MLPE製品を採用頂いても、消防士など災害対応する方には、現在認識できる方法がありません。
    安全標識及び太陽光発電設備の情報化により、災害対応時の適切な処置を迅速に可能とする為
    製品の識別が可能な標識の設置を推奨しています。
    また、当協会は、全国消防本部に対し標識及び太陽光発電機器の災害対応に対する啓蒙活動も
    実施していきます。